初出「あすか」1985年12月号(短編集「ボーイフレンド is ベター」白泉社1986収録)わりと好きな作品。女三人が日曜日の午後の下北沢を当てもなく彷徨う。二度とは戻ってこない一瞬の「今」を愛おしむ感傷がキラリと光る佳作。設定としては「くちびるから散弾銃」の原型のようなものだが、主題としてはかなり違う。 【蛇足】作中「あ、夕陽がきれい」のセリフと共に大ゴマで描かれる跨線橋の上から眺める線路の風景は近年の下北沢の再開発で消えてしまいました。跨線橋どころか小田急線の線路そのものが地下に潜って消えてしまった。作品の舞台が1985年だとすると既に35年以上経過しているのだから無理もないと言えば無理もない。(1999.06.17新規追加、改定20211127)★落ちる犬★bbiw V